この記事でわかること
- 盛土規制法の概要(2023年施行)
- 熱海土砂災害との関連
- 対象工事の規模基準
- 千葉県内房での運用
- 申請の流れ
- 違反した場合の罰則
- 建築士が見てきたよくあるミス
盛土規制法(宅地造成及び特定盛土等規制法)は、2023年5月施行の新しい法律で、従来の宅地造成等規制法を全面改正したもの。熱海土砂災害(2021年)を契機に強化された規制で、2024年から本格運用が始まりました。千葉県内房5市でも順次規制区域指定が進んでいます。
地元密着の一級建築士事務所として64年・累計4,760件超の実績がある結設計(千葉県木更津市)の現場経験から、千葉県内房5市での実例も含めて解説します。
ご相談は無料で承ります

メールでお問い合わせ希望の方は
『メールフォーム』からご連絡ください。
📚 関連記事の全体像をまずは押さえたい方はこちら
盛土規制法とは

盛土規制法(正式名「宅地造成及び特定盛土等規制法」)は、2023年5月26日に施行された新法。従来の宅地造成等規制法を全面改正し、規制対象を拡大しました。
法改正の経緯(熱海土砂災害)

2021年7月の熱海市伊豆山地区の土砂災害を契機に、不適切な盛土の規制強化が必要と判断され、新法が制定されました。
対象となる工事

規制対象
- 宅地造成等工事規制区域内の工事
- 特定盛土等規制区域内の工事
- 一定規模以上の盛土・切土
対象工事の規模
- 高さ1m超の盛土
- 高さ2m超の切土
- 盛土+切土合計2m超
- 盛土面積500㎡超
- その他、各都道府県で定める基準
千葉県内房での運用状況

千葉県は2024年から段階的に規制区域指定を進めており、内房5市(木更津・君津・袖ケ浦・市原・富津)でも順次指定されています。
申請の流れ

- 事前協議(1〜2ヶ月)
- 申請書提出(書類準備2〜3週間)
- 審査(標準2〜3ヶ月)
- 許可証交付
- 着工→中間検査→完了検査
申請費用相場

| 費用項目 | 金額目安 |
|---|---|
| 申請手数料 | 数万円〜10万円 |
| 設計費 | 50〜200万円 |
| 構造計算費 | 30〜100万円 |
| 合計 | 80〜310万円 |
開発許可・農地転用との関係
開発許可・農地転用と並行して盛土規制法の許可も必要になるケースが多い。3つの法令をワンストップで対応できる事務所選びが重要。
違反した場合の罰則

3年以下の懲役または1,000万円以下の罰金。法人の場合は3億円以下の罰金。重大な刑事罰です。
建築士が見てきたよくあるミス4つ

ミス1:規制区域指定を見落とす
2024年以降の指定変更を確認せず、無許可工事するパターン。
ミス2:盛土量の計算が甘い
高さ1m超・面積500㎡超の基準を厳密に確認しない。
ミス3:構造計算書の不備
盛土の安定性を示す構造計算が不十分。
ミス4:他法令との並行進行を怠る
開発許可・農地転用との並行進行が不可欠。
よくある質問(FAQ)
Q1. 盛土規制法はいつから施行ですか? A. 2023年5月26日施行。2024年から本格運用が始まっています。
Q2. 千葉県内房での規制区域はどこで確認できますか? A. 各市町村の都市計画課または千葉県土木事務所で確認できます。
Q3. 既存の盛土も対象ですか? A. 既存盛土も安全確認の対象になり得ます。要確認。
Q4. 違反した場合の罰則は? A. 3年以下の懲役または1,000万円以下の罰金。重大な刑事罰。
Q5. 千葉県内房で盛土規制法の相談ができる事務所は? A. 結設計は内房5市で開発許可・農地転用・盛土規制法のワンストップ対応実績あり。
盛土規制法対応で今日からできる3つの行動
- 物件所在地の規制区域指定状況を確認
- 盛土・切土の計画規模を確認
- 千葉県内房対応の建築士事務所に無料相談
ご相談は無料で承ります

メールでお問い合わせ希望の方は
『メールフォーム』からご連絡ください。
関連記事
- 開発許可とは?必要なケース・流れ・費用・市街化調整区域の特例まで完全解説
- 宅地造成とは?費用相場・必要な許可・流れを建築士が解説
- 開発許可とは?必要なケース・流れ・費用・市街化調整区域の特例
- 市街化調整区域の開発許可|34条特例で家を建てる方法
- 市街化調整区域の開発許可の流れ|事前協議〜完了検査7ステップ
- 開発許可の費用|内訳・相場・千葉県内房5市の実例
